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有金 賢次; 山田 忠則; 根本 傳次郎; 番場 正男; 河原井 邦雄
JAERI-M 91-139, 60 Pages, 1991/09
ホウ素中性子捕捉療法によって主に脳腫瘍の医療照射を行うため、JRR-2の熱中性子柱を改造して中性子ビーム孔、照射室、施療室からなる中性子医療照射設備を設置した。中性子ビーム孔は、断面が200mm角、照射位置の熱中性子束は1109m/cm/s、線線量当量率は0.8sv/hで、中性子ビームの線混入率は2.8%である。中性子ビーム孔には、線混入率を減らしカドミウム比を向上させるため、単結晶ビスマス、鉛、Liタイル、ポリエチレンが用いられている他、2次線の発生を防ぐため、BC混入スチレン・ブタジエンゴムが用いられている。本設備による第1例目の治療照射は、1990年8月10日に実施された。今後この設備により、脳腫瘍をはじめとする悪性腫瘍等の医療照射研究の進展が期待されている。